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アウトレットSALE 坂口安吾全集 1〜18巻 初版帯付き 人文/社会
フーコーの議論を下敷きにした感染症の考古学
- by
大西信行,
2023/05/30
4.0/
5stars
この本を読むに当たって、ミシェル・フーコーの思想を知っておいた方が良いという意味で★を1つ減らした。正直著者がフーコーを下敷きにしたせいでペダントリーな印象を持たれていないかと思ったが、恐らくは差別論を進める為の「炎上」や余計ないちゃもんを回避する為の防御策なのかもしれない。フーコーは「構造」という言葉を嫌ったが、80年代に蓮實重彦氏が使用した「装置」とか「物語」という用語の方がしっくりする気がする。要はこの本は「感染症」の「」なわけであり、歴史的に「感染症」がどういう位置づけにあったかを相対化しつつ、医療が進歩した現代においてもコロナウイルスを含めた感染症が正確な意味で理解されていないこと、そして心理的バイアスなどの偏見、アンカリング、無意識の反応からは逃れることが出来ないことを述べようとしている。正直いえば、2020年5月に出版されてから9か月も経つと現在において、世界の文化体系にまで変容を強いた感染症は恐らくは新型コロナウイルスのこれが初めてではないだろうか。現代の「過剰」と思えるグローバル経済の欠陥が浮き彫りになっただけでなく、感染症によってはグローバル経済が破綻を来す危険性を暴露してしまった感がある。著者は医学博士を持つ人であるが、フーコーの用語「生政治」の概念で現在のコロナ禍を説明しようとする。しかしこれには正直成功している面もあるが、半分は疑問の思う。理由は現在に至るもそのコロナ禍状況は続いているからだ。どういう形に変容するかが現在進行形だからだ。すると、現在の状況に慣れ出し感染症と共存を考える人々が出てくること、やがては社会システムが変容したことに気づかずに経済の流通、交易が変容されたことに全く疑問に感じない様に習慣づけされると思われる。ということは、現在の政治に対して不満が解消されない以上やがていびつな形で反発が生まれることは避けられないだろう。それがどういう形に変容が進むのかはわからないが、そういう社会「装置」が形成される気がする。
「コロナを正しく恐れる」に騙されていないか?
- by
きなこもち,
2023/05/30
5.0/
5stars
コロナ第3波を迎え、報道は連日新たな感染者報告を流す政治家の記者会見。見えないものへの恐怖を見えるものへ置き換えて、見えるレベルで対処するのは人間の特性のようだ。ウイルスを恐れるという文脈が、感染者を恐れる、渡航者を恐れる、医療者を恐れるという文脈に刷り変わる。そして、時には政治家が、時には大衆が、感染者や感染疑いの者を社会から合法的に追い出す。公衆衛生が暴走すると、差別や社会的虐待に無自覚に陥った不健全な社会を作るという警鐘。
的確で包括的
- by
Amazon カスタマー,
2023/05/30
5.0/
5stars
コロナについての医学から社会学までをわかりやすく書いている。とくにスマホでの監視にうなずける。コレラやペストも含めて感染症の社会的側面を論じているので、全体像と今後が見通せる。社会はアフターコロナにならず、ウィズコロナのままだが。
すばらしい本! --論文の型を知らずして論文を書こうとするなかれ--
- by
TOTO,
2023/05/28
5.0/
5stars
将棋や囲碁、柔道や剣道、テニスやバスケ、どれもこれも定石や型が存在する。それを確実にマスターするのが上達の早道であり、それを拒絶する者はその競技を続けていくことはできない。 本書は社会科学論文の<型>を紹介した本である。著者によれば、日本においては、理系の分野では論文の型が標準化されているけど、社会科学(経済学や心理学を除く)の分野では論文の型が曖昧で体系化されていない。 著者は次のような型を示し、順々に解説していく。//////////////////////////A:査読論文・博士論文向け●演繹主義的アプローチ①研究不足な重要仮説を検証②疑わしい有力か説を検証③論争に参加④当然視されている前提の検証⑤文献の盲点を検討⑥越境型問題発見法●機能主義的アプローチ①異例発見法②事例間ギャップ法B:修士論文向け概念対象型(査読論文・博士論文向けの①④⑤の応用系)論争参加型(査読論文・博士論文向けの③と同様)「古い仮説・新しいデータ」型C:卒業論文向け「古い仮説・新しいデータ」型//////////////////////// 文章の型(文章と文章をどう接続していくか、パラグラフとパラグラフをどうつないでいくか)のパターンについては、『論文の書き方』『論文のレトリック』(講談社学術文庫、沢田 昭夫 )なんかに書いてある。しかし、論文の型のパターンについて書かれた邦語書籍は本書ぐらいしかない。そういう意味で本書は貴重な、貴重な本である。研究計画書を書こうと思ったら、文法的に正しい文章を書くこと、文章の型を使いこなせることに加えて、論文の型を頭の中に入れておかないといけない。これから卒論を書こうと思っている人、これから修士論文を書こうと思っている人には、理解できない所が多くて難しく感じるだろう。しかし、分かる所だけ読み、論文を書きながら読み直すといい。絶対にもとはとれる!
大事なことを記述してあるが、読むのに忍耐がいる。
- by
ガリガリ君ソーダ,
2023/05/27
3.0/
5stars
自然科学系の論文作成に長年携わってきたが、学際的議論や査読要請が増えたので参照した。社会科学系の議論らしい表現作法や注意点が記述されていて、若い方には有益です。他分野での作法に慣れてしまった方には、読むのに忍耐が必要。「論文」の作成目的は、「投稿論文の受諾(アクセプト)」にあるのではなく、論文の主張を通して見通しを良くし・世の中を良くするためで、そのための表現作法・枠組みだと思うのだが、・・・。
気に入った理由
- by
水澤長之,
2023/05/25
4.0/
5stars
正に優秀な論文がかけそうな気がします。ワンランク上を目指す人向けです。
社会科学系の論文の書き方で困っている方は一読の価値あり。
- by
go-go-55,
2023/05/24
5.0/
5stars
論文の型をわかりやすく説明しています。この本の良いところは、タイトルの通り、論文公表の場(学位・卒業論文、学術論文)に応じてその作成方法が丁寧に示されていることだと思います。
考える上で役に立つ
- by
ART,
2023/05/23
4.0/
5stars
論文を書く上でいいアドバイスが述べられていると感じた。また、研究計画にも触れられており、参考になる。
論文作成術
- by
Amazon カスタマー,
2023/05/22
5.0/
5stars
先輩が推薦された本です。これから大学院に進学したくて、役に立ちそうです。
参考になる
- by
Amazon カスタマー,
2023/05/22
5.0/
5stars
わかりやすく書かれてあり、参考になった。自分の研究を整理するのに役立った。
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