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公式販売中 一九八四年 文学/小説
あまりにマニアック!でも読み易い。
- by
ビン・ラーディン ,
2023/05/28
4.0 /
5 stars
紹介されている日本の短編小説は全部で12作。その中で私がこれまでに読んだのは三島由紀夫『憂国』、江戸川乱歩『芋虫』、夢野久作『少女地獄』の三作のみ。 その上で判断する限り、やはり本書のタイトルは羊頭狗肉の感が強い。やはり本書「あとがき」で著者も認めるように、「日本文学ヘンタイ論」とか「実はヘンタイ日本の作家」にすべきだったのだ。 「すごい小説」ってよりも「すごい変な小説」ってのを集めた感が強い。ただ語り口は非常に柔らかく砕けていて、文芸評論なんて大嫌いな私が最後まで滞ることなく通読できたほどの読み易さ! 本のタイトルさえ変えれば☆5つ!
「この作者、気に入らない」と思ったら、さっさと読むのをやめてしまうことだ。
- by
Amazon カスタマー ,
2023/05/28
1.0 /
5 stars
当方、三島由紀夫の作品を読んだことはまだ無いのですが、オススメの文学を紹介するという主旨の本でありながら、長々と三島を扱き下ろすのを見て「オススメしてねぇじゃん」と嫌な気持ちになりました。作者が"「この作者、気に入らない」と思ったら、さっさと読むのをやめてしまうことだ。"と言っていたので読むのをやめました。
クラシック日本文学
- by
まっつん ,
2023/05/27
5.0 /
5 stars
ほとんど文学書を読まない自分がとうとうこの許光俊さんに導かれて読むことになりそう。特に夢野久作は20年前に手を出していたが止まったままになっていた。またクラシック音楽と同様続編を期待したい。
純粋に読書の為のガイドブックとして役立つ1冊。
- by
山田三平 ,
2023/05/27
5.0 /
5 stars
私、失礼ながらこの著者を存じ上げなかったのですが、クラッシク音楽等のレビューでは結構知られている方のようです。 この本は、その著者が本を読まない方のために書かれたッブックガイドです。本を読まない方がそもそもこの本を手に取るのかどうかは甚だ疑問なわけですが、もしそういうことが起こりうると仮定すれば、この本は結構上手く出来ています。 たとえば、どんなに面白くたって、たとえば「カラマーゾフの兄弟」なんかを人から勧められると、読書好きの私だってかなりげんなりします。その点、この本の中で取り上げる作品はどれも短編ばかりで、しかも一度は聞いた事のある作家の作品ばかりです。 その上、川端康成を評して「だじゃれ好きのエロじじい」と言ってみたり、谷崎潤一郎をつかまえて「変態」とのたまったり、三島由紀夫をけちょんけちょんにけなしたり、もうやりたい放題です。が、そこにはやはり日本文学に対する深い愛情が見え隠れして、この本を読んでも日本文学に興味を持たない人がいれば、とても残念ですがもうその人は一生日本文学とは縁が無いんじゃないかと思います。 また、岡本かの子に始まり岡本かの子に終わるいうのも、非常に小憎らしい演出です。なぜなら、近現代の日本人作家の中で、彼女ほどその作品と人物像がともに様々な意味で度を越えている人はいないでしょうから。 私は、日本文学が世界最高とはけっして思いませんが、それでも日本人に生れて日本文学に手を出さないのは、人生における大きな楽しみをみすみす見逃していうように思えてなりません。 ですから、この本によって一人でも多くの方が日本文学に触れる事を願ってやみません。 しかし、先に述べたとおり、そもそも本を読まない方がこの本を手に取るということが起りうるのか、私にとって甚だ疑問です。
忘れ去れた作品の復権
- by
recluse ,
2023/05/26
4.0 /
5 stars
これはこれまで許さんが書いた著書の中での一番のヒット作ではないのかな。クラシック関係の作品の場合は、どうしても文章で伝えられるメッセージには限界がありますから。それに対して、日本文学の場合は、作品の中で、原作品の引用を行うことにより、メッセージがより生き生きとして、明確に著者の主張が伝えることが可能となります。”プロレタリア文学はものすごい”という荒俣宏の作品がありましたが、この作品も、同じように、忘れ去られた作品の隠れた価値の復権を狙いとした作品です。”邪悪な文学誌”とは違い、必ずしも、現代の価値観からの転倒した読み直しというアプローチはとっていません。むしろ、金の亡者と化しつつある現在の大学での生存競争のためでしょうか、”人間の悲しさ”という成熟した普遍的な認識がアプローチの基盤となっています。最初と最後の、岡本かの子の作品の解読に、この認識が明確に現れています。党生活者の青春小説としての位置づけや芋虫や鏡花の解読の部分ももなかなかユニークです。著者も述べていますが、破戒の衝撃的なエンディングについてはぜひ含めてほしかった部分です。さてもう一回日本文学を読み直してみましょうか?
「こんなにすごい小説があった」ことを再認識しました 日本の小説を読み直してみます
- by
真木 ,
2023/05/24
5.0 /
5 stars
何の気なしに購入したのですが非常に面白かった一冊です。大体巷の文学解説書は堅苦しく、分かったか分からない様な難渋な表現・概念で括られて辟易することが大多数なのですが、本書は一読者としての普通の感覚で書かれており、評価も真っ当でとてもすっきりするものになっています。名紹介文です。 作品のラインナップがこれまたなかなかのもの。高校で習う日本文学史にも登場するようなメジャー作は『お目出たき人』位でしょうか(しかも著者はこの作品の泥臭さやどうしようもなさ、そのことによる凄みを見事に暴きます)。三島由紀夫の優等生的な限界も、小林多喜二の青臭い革命物語も、ともに彼らの代表作ではないが本質を的確に表している作品を挙げて紹介してくれます。岡本かの子を二作品あげて紹介しているのも何とも慧眼。彼女は実生活の奇矯なストーリーが喧伝されることが多いのですが、作品の素晴らしさをこれ程端的かつ魅力的に伝えてくれる文章は本書が唯一無比なのではないでしょうか。 そして本書によって最も劇的にスポットが当たったのは取りも直さず嘉村磯多でしょう。私も学生時代に『途上』を授業で購読したことがありましたが、その時はあまりの自己憐憫ズリズリな内容に「こんなのが文学と言えるのか」と閉口しました。しかし本書で紹介された「私小説の極北」との謳い文句に違わぬ凄惨な小説群の内容は、彼へのパラダイムシフトを起こすに十分過ぎる程の空恐ろしさがありました。こんな危険な時限爆弾が近代文学の中にしかと仕込まれていたとは。凄い。 ここ数年各出版社から新書がぞろぞろ刊行されて玉石混淆の感ですが、岩波新書が席巻していた頃には決してこの様な軽いタッチのものは出版されなかったことでしょう。それが本来面白いはずの学問や文学を敷居の高いものにしていたのも事実。こう見てみると新書濫作の風潮はあながち悪いものではなさそうです。是非手に取って読んでみてください。
つまらなすぎてギブアップ
- by
アシッドカエル ,
2023/05/23
1.0 /
5 stars
普段は海外SFをよく読んでいますが視野を広げようと思い読み始めました冒頭部分で日本文学は世界文学より優れているだの大口を叩いていたのでさぞかし素晴らしい文章のオンパレードかと思いきや、率直な感想がしょうもないとしか思えない作品ばかりで呆れましたこれでよく世界文学に比べて日本は素晴らしいなんて言えますね。ヒットしたジュナイブル小説の足元にも及ばない一人よがりな駄文しかないと思いました鮨、牛鍋、憂国の3作まで読みましたがつかみの部分でこれなら後は読む価値がないかなと思いました特に鮨、牛鍋なんて現代で言ったらブログ以下の内容ですよ。清水とおる先生の赤羽エッセイの方が起承転結がちゃんとあり何億倍も面白いです憂国なんてバリバリエログロ右翼でキモいだけなのに読んだ学生全員が気に入るとかウッソだろお前としか言いようがありません。学生さんは教授に話を合わせてくるているだけだと思うよ単位が欲しいからというか共学の教材でこんなもん生徒に読ませて感想書かせるってセクハラですよ。気持ちが悪いです
どこがすごいんだよ
- by
辛酸なめ男 ,
2023/05/22
1.0 /
5 stars
これまた大げさなタイトルと宣伝文句だが中味はあらすじに作家の生涯をほんの少し混ぜただけの小学生の感想文。漱石や鴎外が東大出のエリートだったとかだれそれは違ったとかつまらん話が多すぎる。「世界最高」とかいうから比較文学的視点でも備えているのかと思いきや、その作品しか知らないみたいにただすごい、すごいの連発で読んでいるほうが恥ずかしくなる。岩波のジュニア新書であればその存在も許せるが大人向けにこういう本をこんなタイトルで出すなんて出版社もどうかしている。この作者はとりあげている作家の作品やそれに関する評論をどれだけ読んだのか。単にあらすじだけ追っていることからも読書量が少ないことは見え見えで、結局人文系では自分のおろかさに気づかない恥知らずが教壇に立ったり本を出版できるのかと妙に納得。
あらすじとしてはちょうどイイ!
- by
abur-age ,
2023/05/22
5.0 /
5 stars
古典文学だけでなく、現代文学まで載っているのが良かったです。あらすじだけあって、結末まで書いてないものもあったけど、これを読んで興味を持つ作品が多くあったので、今度読んでみようと思いました。
Original woodblock print triptych – Utagawa Toyonobu (1856-1889
4K] New Year's Eve 2019 Tokyo Shibuya Countdown 1 Jan 2019
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サカナクション 名古屋 ライブ2019|セトリ・感想【6/14
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ヤフオク! - 女性セブン2019.8.8King \u0026 Prince佐々木朗希iKON
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Original woodblock print triptych – Utagawa Toyonobu (1856-1889
China 1984 Qin Shi Huang 100 Yuan Gold Proof Coin, Hobbies \u0026 Toys
Enjoy the Seas, Mountains, and Rivers of Shikoku Aboard a
Yokkaichi Asunarou Railway Hachiōji Line - Wikipedia
Original woodblock print triptych – Utagawa Toyonobu (1856-1889
Kobayashi Eitaku: Tôkyô Nichinichi Shinbun - Museum of Fine Arts
1984600000 TRS 230VACRC 1CO C1D2 | Weidmüller Product Catalogue
1984617 Phoenix Contact | Mouser
Kobayashi Eitaku: Tôkyô Nichinichi Shinbun - Museum of Fine Arts
中文译本《一九八四》(英)乔治.奥威尔著作: George Orwell : Free
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一九八四(平) - 香港書城網上書店Hong Kong Book City
奥威尔《一九八四》