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オンラインストア超高品質 ライトノベル まとめ グリーン系 文学/小説
装丁の凝った本は大好きなのですが…
- by
にぼし,
2023/05/30
3.0/
5stars
こればかりは凝りすぎ&行き過ぎた感が否めない1冊でした。目を凝らさないとまともに読めないようなページも多数あり(そんなところまでも「胞子」らしい、と言ってしまえばおしまいなのですが)、雑貨ならともかく読み物としては少々苦しい作りです。胞子にかける作り手の情熱はビンビンに伝わるのですが、それ以前にこれは「文学名作選」という本なのだから、もっと視認性・可読性を重視してほしかった。よい作品が多いだけに尚のこと残念。せめて本文だけでも、もう少し普通に作っていただけたらとは思うのですが……。いっそ装丁&加工マニア向きのコレクター本と割り切ってしまうのが一番なような気はします。
世界文学を旅するためのガイドブック
- by
Tanaka,
2023/05/30
5.0/
5stars
これを読まずに死ぬことは許されぬ。そんな数々の文学作品を、日本の文学界に名を馳せる読みのプロたちが知性ふんだんに紹介してくれる、非常にありがたい一冊です。どんな小説を読めばいいか迷ったらこれに目を通せば問題解決!誰もが夢中になった有名な小説へと私たちを誘ってくれます。
小説を左翼的価値観を読み取る道具にしてしまった本
- by
花房 友一,
2023/05/30
3.0/
5stars
『小説は、わかってくれはおもしろい』はテキストとして小説の読み方を講義する本で、文章が読みやすくてどんどん読めるが、読み進むうちに、小説というものが、自分の価値観を読み取るために都合のいい道具にしか見えなくなってくる。井伏鱒二『朽助のいる谷間』の講談社の文庫本はエロチックな場面が"作者によってカットされていることに注目したり、川端康成『水月』のセックスに関する生々しい解説は楽しめるが、京子のプラトニックな愛を批判したり、川上弘美『蛇を踏む』の蛇はステレオタイプ化された女性の生き方を表していて、主人公がそれに抵抗する話だと言ったり、倉橋由美子『暗い旅』にも同様のジェンダー論を持ち込んだりするのを見ると、筆者の屈折した男女観が押し付けがましく思えてくる。文学研究における「テキスト概念」とは、作者の意図を超えた様々な意味が作品の本文に織り込まれていることを重視すると言うが、有吉佐和子の『亀遊の死』には執筆時代の安保闘争を、中島敦『文字禍』には戦時中の言論弾圧が読み込んだりしているのは、筆者が左翼であることと無関係であるとは思えない。
論者が賢くてよく読み込んでる印象です
- by
eliot,
2023/05/30
4.0/
5stars
文学賞を比較して読書論を展開するアイディアが面白い。読みたい本がたくさん見つかった
「8大文学賞ガイド」であり、関連書籍の紹介本
- by
環虚洞,
2023/05/28
4.0/
5stars
本書は、8大文学賞ガイドであり、各賞を受賞した作家・作品についての識者による鼎談をとおして、現代小説を読み解こうというもの。持ち寄った受賞作品についてレベルの高い濃密な論議がなされる。作家の出自・背景から、作品あらすじ、連想される類似の作品などに話が及ぶ。物語る際の「視点」、「描写」、記憶の処理などの創作上の話もでる。いわゆる「裏話」あり、食べる話あり、ポストコロニアルだのクレオールだの少々むずかしい言葉もでるが、たのしく読める。本書をとおし、評者の思いにおける各賞の重要度、注目度、相対的位置関係が変わった。以下に、各賞ごとに取り上げられている作品と鼎談者たちのいう「今後受賞して欲しい人」の名をかかげる。実際には、各賞3作品だけでなく、はるかに多くの作品が取り上げられていて、それらも併せて読んでみようという気にさせられる。本書をブックガイドとして、多方面の読書をこれから愉しむことができそうである。評者は、そのような思いをつよく持つだけに、索引が用意されていないのを残念に思う。人名/作品名・索引をぜひ備えてほしいところ。ノーベル文学賞=アリス・マンロー『小説のように』(新潮社)/ オルハン・パムク『僕の違和感』(早川書房)/ V・S・ナイポール『ミゲル・ストリート』(岩波書店)、『ビスワスさんの家』(未訳) 三人が選ぶ今後受賞して欲しい人=多和田葉子、ジョイス・キャロル・オーツ、ボブ・ディラン、グギ・ワ・ジオンゴ、クリスティーナ・ステッド、イスマイル・カダレ芥川賞=黒田夏子『abさんご』(文春文庫)/ 小野正嗣『九年前の祈り』(講談社)目取真俊「水滴」(『赤い椰子の葉』収録、影書房) 三人が選ぶ今後受賞して欲しい人=温又柔、上田岳弘、崔実、木下古栗、いしいしんじ、青木淳悟直木賞=東山彰良『流』(講談社)船戸与一『虹の谷の五月』(集英社文庫)、車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』(文春文庫)『文士の魂・文士の生魑魅』(新潮文庫) 三人が選ぶ今後受賞して欲しい人=成井昭人、万城目学、馳星周、深緑野分ブッカー賞=ジョン・バンヴィル『海に帰る日』(新潮社)/ マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』(早川書房)/ ヒラリー・マンテル『ウルフ・ホール』(早川書房) 三人が選ぶ今後受賞して欲しい人=チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ、トマス・ピンチョン、ゼイディー・スミス、コルム・トビーン、イアン・マキューアン、アンソニー・ドーアゴンクール賞=マルグリット・デュラス『愛人』(河出文庫)/ ミシェル・ウエルベック『地図と領土』(ちくま書房)/ パトリック・モディアノ『暗いブティック通り』(白水社) 三人が選ぶ今後受賞して欲しい人=ローラン・ビネ、ティエリー・ジョンケ、ローラン・モヴィニエピュリツァー賞=ジュンバ・ラヒリ『停電の夜に』/ スティーヴン・ミルハウザー『マーティン・ドレスラーの夜』(白水Uブックス)/ エドワード・P・ジョーンズ『地図になかった世界』(白水社) 三人が選ぶ今後受賞して欲しい人=アレクサンドル・ヘモン、ダニエル・アラルコン、カレン・ラッセルカフカ賞=フィリップ・ロス『プロット・アゲインスト・アメリカ』(集英社)/ 閻連科『愉楽』(河出書房新社)/ エドゥアルド・メンドサ『グルブ消息不明』(東宣出版) 三人が選ぶ今後受賞して欲しい人=町田康、オルガ・トカルチュク、リュドミラ・ウリツカヤ、セサル・アイラエルサレム賞=J・M・クッツェー『恥辱』(ハヤカワepi文庫)/ イアン・マキューアン『未成年』(新潮社)、『贖罪』(新潮文庫)/ イスマイル・カダレ『夢宮殿』(創元ライブラリー) 三人が選ぶ今後受賞して欲しい人=ヴィクトル・ペレーヴィン、多和田葉子、ジョナサン・フランゼン、イーユン・リー、ジュンパ・ラヒリ、エトガル・ケレット
買いです。
- by
yoshioki6,
2023/05/28
4.0/
5stars
題名にあるように、ノーベル文学賞をはじめとする、国内外の8つの文学賞について、翻訳家の都甲幸治さんが、各分野の気鋭の研究者らとの鼎談で解説した一冊です。個人的には、毎年楽しみにしているブッカー賞が高く評価されていたのが溜飲が下がるといいますか、お墨付きを頂いたようで一安心といいますか。ともあれ、未読の作家、作品をたくさん知ることができました。
賞を与える側の思惑めいたものにも目を向ける必要があるのかもしれない
- by
Amazonレビュアーのレビュー,
2023/05/27
5.0/
5stars
早大の文学学術院教授で翻訳家でもある都甲幸治氏を中心に14人の読巧者が3人一組になって8つの世界の文学賞を読み解く鼎談スタイルの書です。 俎上に載せられた賞は、「ノーベル文学賞」、「芥川賞」、「直木賞」、「ブッカー賞」、「ゴンクール賞」、「ピュリツァー賞」、「カフカ賞」、「エルサレム賞」の8つです。 書名にあるとおり、各賞の解説というよりは、「受賞作から読み解く現代小説の今」が主題です。この書で掲げられている受賞作のいくつかは私も読みましたが、それでもさすがにすべてには目を通しているわけではないため、鼎談の内容を読んでも十分に理解ができてとはいえないかもしれません。 むしろ強い関心を持って読んだのは、各賞の傾向めいた点を記した箇所です。「芥川賞」は「フランス文学やイギリス文学みたいなものを日本語で書こうとしている人を褒めてあげる賞なんじゃないか」、一方「直木賞」は「日本から見た日本だけではなくて、アジアから見た日本という視点がある気がする」という見立てをしている点を興味深く読みました。「ブッカー賞」が「確実にその年の一番いい作品を選ぶ」賞で、人間関係や義理を重視しがちなほかの賞と違う点で、「世界で唯一」とまで言い切っているくだりを読むと、「ブッカー賞」受賞作が俄然読みたくなってきます。 「ノーベル賞」は「世界の文学賞っぽい雰囲気を出しているけれど、実はかなりヨーロッパ寄りな存在」(17頁)であり、「人権の重視といった古典的な価値観を重視する」点があると喝破する点は読んでいて密かに快哉を叫んでしまいました。 また、作家たちは良い作品を書いただけなのに、予期せぬ形で賞レースに巻き込まれて迷惑に感じる場合もあるという話もあるそうで、文学賞に限らず、賞を与える側の思惑めいたものにも目を向ける必要があると感じた次第です。 今年2016年9月発刊時に「ノーベル賞を今後受賞してほしい人」として鼎談参加者の中村和恵氏がボブ・ディランの名を挙げていることが目を引きました。中村氏自身が詩人だけに、慧眼に感服しました。-------------------------*フィリップ・ロスの近年の作である『The Plot Against America』に言及するとき、カタカナ表記がすべて『プロット・アゲインスト・アメリカ』となっています。(199頁、201頁、202頁、203頁、207頁) 2年前に集英社から出版された邦訳書のタイトルは『』、つまり「アゲインスト」ではなく「アゲンスト」です。英単語「against」の発音はカタカナ表記するのであれば「アゲンスト」のほうが原音に近いといえます。
受賞作を網羅してれば
- by
ちゃむ,
2023/05/26
3.0/
5stars
語られている本を読んでいれば、本書も楽しく読めるんだと思う。外国文学から離れて久しいので、自分には全体的にあまりピンと来なかった。
浅薄に過ぎる
- by
nada,
2023/05/25
1.0/
5stars
現代文学に詳しい著者たちが、広く浅く、おしゃべりしているだけの本。なんの深みもなく、浅薄な印象を免れない。
定番です。
- by
川流桃桜,
2023/05/23
5.0/
5stars
まぁ定番どころを集めている。私の趣味と少し違うのも入っていたのだが逆に未読の素晴らしい作品も入っていたので総合的に評価は高い。「幻想小説」と云う括りでなら、ファーストチョイスにしても良い本。天堂より神の不在を告げる死せるキリストの言葉(ジャン・パウル/池田信雄訳)ザイスの学徒(ノヴァーリス/山室静訳)金髪のエックベルト(ティーク/今泉文子訳)黄金宝壺(ホフマン/石川道雄訳)ヴェラ(ド・リラダン/齋藤磯雄訳)アウル・クリーク橋の一事件(ビアス/中村能三訳)精(フィオナ・マクラウド/松村みね子訳)白魔(マッケン/南條竹則訳)光と影(ソログープ/中山省三郎訳)大地炎上(シュウォッブ/多田智満子訳)なぞ(デ・ラ・メア/紀田順一郎訳)衣装戸棚(トーマス・マン/実吉捷郎訳)バブルクンドの崩壊(ダンセイニ/佐藤正明訳)月の王(アポリネール/窪田般彌訳)剣を鍛える話(魯迅/竹内好訳)父の気がかり(カフカ/池内紀訳)沖の小娘(シュペルヴィエル/堀内大學訳)洞窟(ザミャーチン/川端香男里訳)クレプシドラ・サナトリウム(ブルーノ・シュルツ/工藤幸雄訳)アレフ(ボルヘス/牛島信明訳)解説 東雅夫
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